初詣良縁ブライダル 婚約と結納
婚約とは
お見合いでも、恋愛でも、二人の間で「結婚したい」という意志が生じ合意すれば、なんらかの形で結婚を約束します。
その約束事を形にしたものが「婚約」です。
日本では、「婚約」をしなければならない法律や規則があるわけではありません。
ただ、婚約をなんらかの形にすることで当人同士の気持ちも引き締まり、家族や身内も納得してくれます。
日本では「結納」という形が一般的です。
婚約のしるし・婚約通知
特に恋愛結婚のときでは、結納もパーティもしないで男性から婚約指輪などの「婚約のしるし」の品だけ贈る方法もあります。
この場合、どちらかの家族か友人に立会人になってもらうとよいでしょう。
また、知人や友人に、二人の名前で簡単な婚約を知らせる挨拶状(婚約通知)を出すという方法もあります。
婚約を解消したい
婚約者に、ほかに交際中の異性がいたとか過去に好ましくないことがあったなどのことがわかった場合、または自分側の事情でどうしても婚約を解消しなければならないときは、恋愛なら当人同士での話し合い、結納などが終わり仲人が居る場合やお見合いなら仲人に事情を話しましょう。
お見合いの場合は、婚約者に直接伝えたりしてはいけません。
解消したい理由をはっきりと仲人に伝え、相手側に伝えてもらうようお願いしましょう。
相手が納得してくれたら、結納品や結納金、婚約指輪などの記念品はすべて相手側に返還します。
婚約を解消された
もし、仲人から婚約解消を伝えられたら、まず解消の理由をはっきり聞きましょう。
その結果、相手側の言い分が納得できるものなら譲歩することも必要です。
しかし、理由もはっきりせず、思い当たる原因もなく、またそれが婚約者自身の意思ではなく、両親や身内の意見が大半など、場合によっては仲人に相談するほかにも弁護士や家庭裁判所に 相談したほうがよいこともあります。
さまざまな場面が想像されるので、直接相手に交渉するよりも代理人などを立てたほうがよい場合もあります。
婚約発表
婚約発表は欧米的な方法で、親戚や友人を招きその前で婚約を発表したり新聞などに発表します。
婚約発表をすると、社会的に発表してしまうので婚約解消しにくくなり、こわせない縁談などには婚約発表をすることが多いです。
たくさんの人前で発表する場合は、挙式の6ヶ月くらい前にパーティを開きます。
結納を交わした上で婚約発表もするカップルいます。
婚約解消
婚約期間中になんらかの問題が生じて、婚約を解消しなければならないような事実がある場合は、婚約解消について真剣に検討しなければいけません。
結婚すれば何とかなるだろう的な発送はよくありません。
全員が集まる結納
一番多く行われるのが、両家と仲人全員が一箇所に集まって結納を取り交わす方法です。
仲人宅で行われるとき以外は、仲人は目上の方なのでお願いする立場から考えても上座に座っていただきましょう。
結納品は両家同じものか、女性側が一段下がったものを用意します。
その他の結納
結納といっても、豪華な結納品やお金を納めることだけが目的ではありません。
特に、絶対に結納の儀式をしなければならないという決まりもありません。
結納に替えて新居の頭金にあてるなど、人それぞれの考え方でかまいません。
仲人の依頼
仲人を依頼する時は、前もって相手の都合を伺っておき、それに合わせて訪問し正式にお願いしましょう。
二人はもちろん、できればどちらかの親が同行するのが本来の意味からすると礼儀です。
見合いの紹介者が引き続き結納の仲立ちをしてくれる場合でも、改めてお願いに伺いましょう。
結納の形式
結納の方法は、地方やその家のしきたりによりさまざまです。
仲人という第三者を立てて証人になってもらい、家と家との結びつきに重きをおいて、二人の結婚を約束するものです。
挙式前六ヶ月〜三ヶ月位の間でおこなうのが一般的です。
結納の意義
結納とは、婚約のしるしとして男性から女性に(養子の場合は女性から)金品を贈り約束を固めることをいいます。
結納の日取り
挙式の三ヶ月〜六ヶ月前の吉日を選ぶのが一般的です。
特に日柄にこだわることもありませんので、両家の都合のよい日におこなえばよいのですが、日柄を気にするお年よりなどが居る場合は、なんとか吉日を選んでおこなうほうがよいでしょう。
結納の吉日とは、六曜の上では「大安」「先勝」「友引」です。
結納式は午前中に行い、昼食には祝膳を囲んでお祝いをしましょう。
結納当日の接待
おめでたい席での接待は、桜湯か昆布茶がしきたりです。
仲人が両家を往復したり、女性宅や仲人宅に集まる場合は、桜湯か、昆布茶の用意をしましょう。
お菓子を添えるなら、おめでたい銘のものや小さめの干菓子などを出しましょう。
結納当日の両親・仲人へのお礼
結納式終了後、仲人へのお礼をしましょう。
仲人にはさまざまな形で負担をかけお世話になっているので、金銭的に迷惑をかけないように感謝とともにお礼をしましょう。
お礼の仕方としては、「お車代」として礼金をお土産に添えて差し上げるのが一般的です。
受書
結納品を受け取りましたというしるしの証書です。
結納返しをする際、両家が一箇所に集まって取り交わす場合は省略することが多いようです。
仲人が両家を往復する方法でれば、双方ともに必ず用意します。
市販品の受書なら、一行目の空欄に女性側は「御帯料壱封」、男性側は「御袴料壱封」と書くのが一般的です。
あらかじめ目録の内容とそろえて書いておきます。
目録・受書は、毛筆で文章の末尾に句読点は打ちません。
受け渡しは片木盆(へぎぼん)で行うのが正式な方法です。
目録
結納品には、目録をつけるのがならわしになっています。
結納品一式の中には、正式でも略式でも必ず含まれています。
目録は毛筆で書き、市販のものなら一行目の空欄に、男性は「御帯料壱封」、女性は「御袴料壱封」と書き取り交わす日付は「吉日」とし自分の氏名と相手の姓名を書きます。
結納の書式の差し出し方
差し出す際は、片木盆(へぎぼん)にのせます。
結納品を載せた祝い台の上には一緒にのせません。
片木盆や結納品を載せる祝い台のように、白木のものは盆や台ごと相手に受け取ってもらいます。
木目は横にして使い、ふちの綴じ目が向こう側になるようにおきます。
家内喜多留(やなぎだる)
お祝い事に欠かせないのがお酒です。
そのお酒を入れた柳樽(やなぎだる)のことで、本来は清酒をいれた樽を贈ります。
柳の葉のように柔和で、枝のように従順であることをあってほしいとの願いで贈ります。
一般的には酒肴料として金包みを用います。
末広
末広とは無地の白扇子をいいます。
扇は、福を招き末広がりに繁栄することを願うものです。
結納では、潔白無垢の意味も含めて贈ります。
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